シュトレン リュクス

シュトレンは、ドイツ発祥の発酵熟成菓子で、現地では12月に入ると毎日一枚ずつスライスして食べながら楽しいクリスマスを待つという風習があります。

このお菓子には夢が詰まっていて、自分の手でも作ってみたいな……と構想を練ること20年超。
最近ようやく自分の納得できるシュトレン像がまとまり、レシピを書き起ここすことができました。
スタッフへのクリスマスプレゼントや自社のお歳暮として、
最高の素材で自由気ままにシュトレンを解釈し再構築した味を作り始めたところ、
とても評判が良かったので、それならば販売の需要にも応えていこう、と今に至ります。

MURATAのシュトレンには、ドイツで定められている規約の倍近くのフルーツを使用しています。
手切りしたドライフルーツは、素材の持ち味が混ざり過ぎない様に良質なフレンチラムに２日間だけ漬け込み、
フレッシュで素材の個性を保った状態で生地に織り込むように合わせていきます。
スパイスもオリジナルブレンドのものを使用しています。

その後、焼き上がった生地を発酵バターの上澄みに浸し、風味豊かな喜界島の島ザラメをまぶして仕上げています。
この砂糖は私が特に気に入っていてバナナのような南国の香りが広がる繊細な味わいの砂糖です。

合わせるお飲み物はお茶やコーヒーはもとより、ワインやブランデーやウイスキーなどアルコール類とも驚くほどよく合います。
少し硬くなってしまった場合は、アルミ箔などに乗せて焦がさない程度に軽くトーストし、
フロマージュと合わせてお飲み物と楽しむのもおすすめです。
心を込めて手作りした贅沢なシュトレンで、和やかな素敵なひと時をお過ごしください！