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- ガーナ産カカオ71%タブレットチョコレート ¥600 税込 Sold Out
- ベネズエラ産カカオ71%タブレットチョコレート ¥1,000 税込 Sold Out
- タンザニア産カカオ71%タブレットチョコレート ¥1,000 税込 Sold Out
- チョコレートバーク (ダーク 瀬戸内特産:レモン) ¥900 税込
- チョコレートバーク (ダーク ナッツ:ピスタチオ) ¥900 税込
- チョコレートバーク (ホワイト カカオニブ) ¥900 税込 Sold Out
- ガーナ産カカオニブ(カカオ豆) ¥300 税込
- ニブハニー ¥1,000 税込 Sold Out
- ショコラショー(2本入りギフト) ¥1,000 税込
BRAND STORYブランドストーリー
「作る人・食べる人、双方にとって幸せである『暮らしやすい社会』を築き上げていきたい。そんな想いと共に、地域で力を合わせてチョコレートを作っています」
そうお話して下さったのは、「あさひチョコレート」の事業の舵取りをしている岩岡智之さん。社会福祉法人 平成会 障害福祉サービス事業所 多機能型事業所あさひ が展開しているこちらのチョコレート工房では、障がいのある利用者さんと職員二人三脚でカカオ豆からチョコレートを手作りしています。
◆理科室がチョコレート工房になるまで
廃校の理科室を改築したという工房があるのは、広島県の南部中央に位置する竹原市。人口減少が進む街でもあり、2018年の西日本豪雨災害で被災した地でもあります。 そんな中、この地域を活気づけたい、という願いを込めて、チョコレート作りが始まりました。
「あさひチョコレートの母体である社会福祉法人では、発達や知的に障がいのある方が地域の中で生活を続けていけるよう「サポート」を行っています。ですが5年前に豪雨に見舞われた時、主要交通機関が遮断され、地域一帯が閉鎖状態になってしまい、利用者さんにこれまで提供できていたお仕事がなくなってしまったんです。もともと利用者さんは障害基礎年金と工賃(作業に対して支払われるお金)を合わせても、10万に満たない額で1ヶ月を暮らしています。少しでも皆さんの所得を向上させていきたい。そのためには災害に左右されず、安定的に仕事が生み出せる、自主製品を地元で作ることが必要だと感じました」
そこで施設の利用者さんの希望を募ったところ『格好いい仕事がしたい!』『パティシエやショコラティエはどうか?』という声が上がり、チョコレート製品の開発に取り組むことになったそうです。
「ですが、もともと『カカオ豆から手作りする』という発想はなかったんです。他社の工房見学にも行きましたが『チョコレート菓子作り』は、調温や盛り付けなど、ひとつの作業場に複数の工程が混在するため、単一作業に特化した利用者さんがこなすのは難しいだろうな、と断念しかけていたんです」
そんな中、新聞記事で偶然目にした佐藤清隆教授(食品油脂の研究をしている広島大学名誉教授:チョコレート関連書も複数執筆)の存在を知ったことが、大きな転機になったそう。
「広島県内にカカオやチョコレートに詳しい人がいるんだ!と驚いて、佐藤先生のことを調べていると、先生主催の『カカオ豆からチョコレートを手作りする』ワークショップがあることを知り、参加を決めました。その後、福祉施設の利用者さん達と力を合わせてカカオ豆からチョコレートを作りたいと伝えたところ、二つ返事で製造監修をしてもらえることになりました。それから佐藤先生に、豆の焼き方や剥き方、必要な機器などご指導を賜って、試行錯誤を続け、西日本豪雨から約2年後の2020年、ようやく板チョコが販売できる体制になりました」
こうして製造体制が整った後『自前の製造販売所があった方がいいのではないか?』との助言を受け、候補に挙がったのが、以前より竹原市から借りていた廃校の教室だったそう。
「福祉施設本体を改装する、という案もあったのですが、元々理科室だった教室であれば既に水場がある。自分達で改装し全体の経費を抑えることができれば、利用者さんに支払う工賃の額も増える――ということで利用者さんと職員でリノベーションすることにしました。家具や椅子は、閉館する施設の備品を譲り受け、補修して使用しています。壁に色を塗ったり、お客さんが来るスペースを整えたり……自分たちで作り上げることで、愛着も深まっている気がします」
こうして2022年6月、あさひチョコレートは本格的に事業が軌道に乗りました。今現在も、元理科室の工房設備を少しずつ強化したり、利用者さんの得意分野を探りながら、携わる人数を増やし、商品や工房を進化させていくそうです。
◆あさひチョコレートができるまで
カカオ豆をチョコレートにするためには、いくつかの工程があります。
『豆を焼く』『豆の皮を剥く』『潰して練り上げる』『成型する』『包装する』
これらの作業を、現在約10名ほどの利用者さんと職員で手分けをしているそうです。
「雑味の無い口どけの良いチョコレートに仕上げるためには『皮を剥く』作業が重要になってきます。あさひチョコレートでは、『ハスク』と呼ばれるカカオ豆の皮だけではなく、機械だけでは取り除きにくい『チュニブ』と呼ばれる芯を、人間の手作業でひとつひとつ丁寧に取り除いています。この『手で剥く』工程はとても骨が折れる作業なのですが、精密な単一作業が得意な利用者さんは、2~3時間ずっと、楽しい楽しいと剥き続けてくれたりもします。佐藤先生や、知り合いのチョコレートの仲間に、仕上がりを確認して頂いたところ、とても綺麗にできていると太鼓判を押して頂けました」
皮剥きの他にも、成型時のタッピング(空気を抜く工程)を担う利用者さんや、中にはパッケージに色を塗る利用者さんも。
「何ができるかは、挑戦してみるまで分からないんです。やっているうちに、あの利用者さんにはこんな強みがあったのだ、と初めて気付くこともあります。チョコレートを通して可能性が拓けていくのが、とても嬉しいです」
利用者さんはもとより、職員の中にも、製菓の経験のない状態から始まったチョコレート作り。それぞれが得意分野や、できることを協力しあって、1枚1枚を作り上げています。
「たとえ遠回りになるとしても、利用者さんのペースを一番大切にしています。彼らの存在や意思をないがしろにすることはしたくない。利用者さんが仕事に誇りとやりがいを感じ『自分達で地元・竹原を元気にしているんだ』と自信が持てるような……作る人・食べる人、双方にとって幸せである『暮らしやすい社会』を築き上げていきたい。そんな想いと共に、地域で力を合わせてチョコレートを作っています」
携わった人々の想いが込められた、あさひチョコレート、是非ご賞味下さい。
あさひチョコレートのおすすめ商品
◆ガーナ産カカオ71% タブレットチョコレート
1つ1つカカオ豆の皮を手剥きして作られた、クリアな味わいの板チョコレートです。
カフェオレやアーモンドが思い浮かぶナッティーな香ばしさと、レーズンを思わせるフルーティな甘酸っぱさが特徴的。
ガーナ産のカカオ豆を使用したコクと旨味溢れる一品です。
◆ショコラショー
スプーン型の固形チョコレートです。ホットミルクに入れて回し溶かすと、ショコラショー(チョコレートのドリンク)になります。
アーモンドのような香ばしさと、レーズンを思わせる濃いフルーツ感が漂う、優雅で贅沢な味わいです。
◆ニブハニー
あさひチョコレートのカカオニブと、広島の養蜂家FUKUBEEの蜂蜜を合わせた一品です。
サクサクガリガリとした食感の旨苦いカカオニブと、華やかで濃厚なハチミツの組み合わせ。
アイスやパンなどの食品にかけたり、コーヒーやミルクなどの飲料に溶かしたり、幅広く楽しめる調味料です。
あさひチョコレートの店舗情報
所在地:〒725-0001 広島県竹原市田万里町1241
営業時間 :11:00 ~ 16:00
定休日 :日曜日、その他インスタグラム内営業日カレンダーのとおり(【公式instagram】にて最新情報を発信中)
アクセス:山陽自動車道高屋I.Cより車で15分
山陽自動車道河内I.Cより車で16分