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BRAND STORYブランドストーリー
ハレトケトは滋賀県彦根市にオープンした、ローチョコレートの専門店です。
お店に併設のカフェでは、ゆったりくつろぎながらロースイーツの数々が楽しめます。
運営するのは看護師経験のある吉田理恵さん。
お店とチョコレートに込めた思いをご紹介します。
ローチョコレートとは?
ローチョコレートとは、『加熱せずに作ったチョコレート』のこと。
通常のチョコレートは、チョコレートの原料のカカオ豆を焙煎して作られますが、ローチョコレートは焙煎の工程をせずに作られています。
食べ物には様々な栄養成分が含まれていますが、その中には熱に弱い成分もあります。
そんな熱に弱い成分も摂ろうと、食材に熱を加えずに調理する『ローフード』という考え方があり、『ローチョコレート』もその考え方の中で生まれました。
もともと栄養豊富なチョコレートですが、更に加熱に弱い栄養成分も摂れるようにしよう、と非加熱にこだわって作られたのがローチョコレートです。
ローチョコレートの栄養成分についてもっとくわしくはこちら→ローチョコレートとは?
ハレトケトのチョコレート
ローチョコレートは焙煎をしていない分、通常のチョコレートよりも苦みやコクが抑えめになりやすく、「美味しくない」というイメージがあります。
しかし、ハレトケトでは豊かなアロマが特徴なアリバ種カカオを使用し、カカオの深い味わいも楽しむことができます。
他にも、「生蜂蜜」や「マカ」などのスーパーフードを取り入れた、チョコレートの数々をラインナップしています。
ハレトケトがローチョコレートにかける思い
ハレトケトオーナーの吉田理恵さんは看護師経験があり、開店当初は平日は看護師、休日はカフェ運営のダブルワークを送っていました。
忙しい中、貴重な時間なんとか捻出してローチョコレートカフェをオープンさせた吉田さん。
その原動力はどこからくるのでしょうか?
たくさんの人が集まる憩いのカフェ
ハレトケトは2018年10月にオープン。
吉田さんの真摯な思いと明るい人柄に魅せられてか、開店前から雑誌やラジオの取材がひっきりなしに訪れていました。
満を持してのオープン日は、評判を聞きつけたお客さんが殺到し、開店後数時間ですべてのチョコレートが売り切れてしまい、吉田さんはてんてこまいだったとか。
ハレトケトのカフェスペースは大きな窓から明るい光がたっぷりと差し込む居心地のいい空間です。
もとは足軽屋敷だった建物を改装した店内から、広々としたお庭を眺めることができます。
大きくアピールはされていませんが、内装もこだわり尽くしで、カーテンは滋賀の伝統工芸品の近江上布を使用、床の間の生花も吉田さん自ら生けています。
雑誌を見て訪ねてきたカップルから、通りすがりの高校生、ご近所のおばさんまでたくさんの人が集まる憩いの場になっています。
私がローチョコレートとの恋に落ちた(笑)のは、2013年、京都でのことでした。
もともとオーガニック食材を使ったベジタリアンお菓子などを作っていた私。
何気なく参加したローチョコレートのワークショップで、その場で作ったできたてのローチョコレートを食べさせてもらったんです。
チョコレートを口に含んだ瞬間、カカオの生き生きとした美味しさとパワーに貫かれて、とろけるような充足感で胸がいっぱいになるのを感じました。
「こんなに幸せな穏やかな気持ちになれる食べ物があるなんて!」という衝撃が今でも忘れられません。
そこからローフードやローチョコレートの勉強をはじめて、自分の周りの人に食べてもらうようになりました。
本格的にお店を開こうと考え始めたのは2018年の1月ごろから。
当時バリに住んでいた人とお付き合いをしていまして、バリで「日本人の作るロースイーツのお店」をやりたいなと思い始めたんです。
バリは日本よりもローフードへの関心が高くて和食も人気なので、うまくいけばローチョコレートをたくさんの人に広められるな、と。
結局その人とは破局してしまったので日本で生きていくことになったのですが(苦笑)、「なにか意義のある仕事をしたい!」っていう気持ちがより強くなって、日本でお店を開くことにしました。
今は「ローチョコレートを広めたい」という気持ちに、「彦根という町をもっと魅力的にしたい」という気持ちが加わっています。
彦根城があるといっても、まだまだ観光地としてはマイナーな土地なので、私のお店をきっかけに彦根に来てもらって、「彦根いいところじゃん!」って思ってもらうのが私の野望です。