豆知識

チョコレートの種類をチョコ通が解説!

こんにちは。チョコブロガーの福永です。

ミルク、ダーク、ビター、ルビー、ブロンド、タブレット、キャレ、ボンボン、バー…
チョコレートには実はたくさんの種類があります!
「カタカナばかりでよくわからない…」と適当に買ってしまうと、「思ってたのと違った…」となってしまいがち。
そこで、チョコレートの種類を『成分』『形』『混ぜてあるもの』の観点から、徹底的に解説します。

バレンタイン会場には、これを読んでから行ってくださいね。

目次

チョコレートの成分による種類

チョコレートの分類、メインの3種類は『ミルク・ビター・ホワイト』

まずは誰でも聞いたことがある「ミルクチョコレート」「ビターチョコレート」「ホワイトチョコレート」について解説します。
この分類は、味のだいたいの目安になるので、しっかり覚えておきましょう!

チョコレートは、カカオからとれた原料に、砂糖や粉乳を添加して作られています。
そして、使われているものによって以下のように『ミルク・ビター・ホワイト』の三種類に分けられます。

味を比較すると、ホワイトチョコレートは、カカオからくる苦い成分がまったく入っていないので、一番甘いです。
さらに、ビターチョコレートは乳が入っていないので、乳が入っているミルクチョコレートよりも苦い傾向があります。
それぞれについて詳しく解説します。

チョコレートの種類①ミルクチョコレートとは

日本では一番ポピュラーなチョコレート。単に「チョコレート」と言ったらミルクチョコレートの方が多いです。
カカオからとれた原料に、粉乳と砂糖を加えて作ります。ミルクが入っているので優しい甘さと口どけになります。
コーヒーはちょっと苦手、という人はミルクチョコレートを選べば安心。

チョコレートの種類②ビターチョコレート(ダークチョコレート、スイートチョコレート)とは

海外ではダークチョコレートと言います。製菓用ではスイートチョコレートとも。
ミルクチョコレートと違い、ミルクが入っていなく、カカオマスと砂糖のみでできてます。
ミルクよりもカカオの味をしっかり感じますが苦めのものが多く、たまに粉っぽさを感じることもあります。

ちなみに『ミルクが入っているのは、味を誤魔化すためだ!』という考え方の人もいます。
実際、原料のカカオ豆が高品質なものであれば、ミルクが入っていなくても、苦くなく、まろやかで食べやすいものも多いです。
そんな背景から、Bean to Barのお店や、素材にこだわりを持っているお店はビターチョコを多めに置いています。
Bean to Barって何?という方はこちら→Bean to Barとは?美味しさのヒミツとおすすめのブランドをご紹介

チョコレートの種類③ホワイトチョコレートとは

ホワイトチョコレートは、カカオからとれた『カカオバター』という油分に、砂糖・ミルクと混ぜたものです。
『カカオバター』は苦みがないので、甘~いチョコレートになります。
チョコレート独特の風味がないので、「ホワイトチョコレートはチョコレートじゃないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんね。
カカオの味はしませんが、お口の温度で優しく溶けるのは、溶融温度が35℃くらいのカカオバターのならでは。立派なチョコレートの一種です。

その他のチョコレートの種類

チョコレートの種類④「4番目のチョコレート」とは?

チョコレートの種類は、ミルク、ビター、ホワイトの3種類がメイン。
けれど、最近「4種類目のチョコレート」を名乗り、あるチョコレートが登場しました!
そのチョコレートは「ブロンドチョコレート」と「ルビーチョコレート」のふたつです。
なんと、2017年から2018年にかけて、だいたい同じ時期に2種類のチョコレートが「これが4番目のチョコレートです!」と言いはじめてしまいました。(笑)
その後、『ルビーチョコレート』の方が爆発的な話題になり、ブロンドチョコレートは「第4のチョコレート」と銘打たれることはなくなっていきました…
ルビーチョコレートについて詳しくはこちら→【食レポ】ルビーチョコレートとは?どんな味?どこで食べれる?

チョコレートの種類⑤クーベルチュールチョコレートとは?

『最高級クーベルチュールチョコレート』というフレーズでよく登場するので、何か特別なチョコレートのように感じますね。
実はクーベルチュールチョコレートは『コーティング用のチョコレート』という意味。
後ほどご紹介するボンボンショコラ等を作る際に、最後のコーティング用として用いられるチョコレートです。
最後にチョコレートを飾るために、表面に美しい艶が出るように、カカオバターやカカオ分の割合が調整されている、製菓用チョコレートの一種です。

艶が出るように通常のチョコレートより手間をかけて調整している=高い、という点から、高級チョコレートと思われがちですが、『クーベルチュール』の持つ意味はあくまで『コーティング用』という意味です。

ちなみにクーベルチュールチョコレートは、国際規格CODEXによって、カカオバターを31%以上、カカオ分が35%以上となるように定められています。
一方普通のチョコレートではカカオバター18%以上、カカオ分35%以上と定められているので、クーベルチュールチョコレートのほうがカカオバターが多い、というイメージを持っていていいと思います。

ただし、この国際規格はあくまで「推奨されている」規格であり、法的拘束力はありません。
つまり、カカオバター31%以下でも「クーベルチュール」と名乗っても問題はありません。

参考:CODEX STANDARD FOR CHOCOLATE
参考:コーデックス入門

チョコレートの種類⑥ブラックチョコレートとは?

この意味については混同がみられています。

明治のホームページでは「乳製品の量を少なくしたチョコレート」と書かれており、少なくしただけで入っているので、ミルクチョコレートの一種であるとうかがえます。
(実際に明治から販売されているブラックチョコレートには全粉乳が入っています)
日本チョコレート・ココア協会の解説では、「ミルクの入らないチョコレート」と書かれており、ビターチョコレートと同じであるという説明になっています。
どちらの意味で使われているかはわかりませんが、「一般的なミルクチョコレートより苦めのチョコレート」と思っておきましょう。
ミルクが入っているか知りたい場合は、パッケージの後ろの原材料名で確認しましょう!

豆知識:色のついているチョコレートは何チョコレート?

最近では、水色やピンク、オレンジなどの様々な色のチョコレートを見かけることがあると思います。
これらのチョコレートは何なのかというと、「ホワイトチョコレートを着色したもの」です。
元がホワイチョコレートなので、甘めのものが多くあります。
華やかさだけでカラフルなチョコレートをチョイスしてしまうと、甘すぎて食べられないこともあるので注意が必要です。

チョコレートの形による種類

チョコレートは形によっても様々な名前が決まっています。
この『形による名前』は。商品名にそのまま使われていることがよくありますので、
『形による名前』を覚えておくことで、商品名をみただけでどんなチョコレートか、具体的にイメージすることができます。

板のチョコレートの種類

しっかりした食感のある板タイプのチョコレート。
最近は様々なトッピングがしてあったり、中にトロリとしたキャラメルが入っていたり様々なものがあります。
板タイプのチョコレートはサイズによって呼ばれ方が変わります。

板チョコレートの種類⑦キャレ

森永カレドショコラ フレンチミルク

 

「キャレ」は『四角』という意味。
その名の通り、正方形、大きさは3センチ角、薄さ2~3mmで一口で食べられるサイズのものを指します。
森永の「カレ・ド・ショコラ」が有名ですね。(キャレはフランス語読みです)

トッピングがされることはあまりなく、薄くて歯ごたえも少ないので、シンプル、手軽にチョコレートの味わいを楽しむことを主眼にした商品が多いです。

板チョコレートの種類⑧バー

ご存知のとおり、「バー」は「棒」という意味。
『チョコバー』と言ったら、スニッカーズなどのような、片手で食べられる棒状のチョコレートを一般的に指しています。

しかし最近、『Bean to Bar』という製法の名前が定着し、この製法で作られるチョコレートが『チョコレートバー』という商品名で売られていることがあります。
Bean to Barで作られたチョコレートは、『バー』という名前がついていても、実際には板状のものが多いですが、
Bean to Barって何?という方はこちら→Bean to Barとは?美味しさのヒミツとおすすめのブランドをご紹介

 

グリーンビーントゥーバーオンラインショップより。「BAR」とありますが板状です

 

板チョコレートの種類:タブレットとは

『タブレット』といった場合、二つの種類のチョコレートを指しています。

板チョコレートの種類⑨タブレット(板)

タブレットには「板」という意味があります。
そのため、「タブレット」といった場合、板状のチョコレートを全て指します。
大きさは4,5センチ位から一般的な板チョコレートサイズまでさまざまです。
最近はドライフルーツなどがトッピングされとても華やかなタブレットもあります。

これまで、高級チョコレートと言えばゴディバのような粒のチョコレート、というイメージがありましたが、Bean to Barの流行もあり、高級チョコレート店でメイン商品として扱われるタブレットも増えてきています。

板チョコレートの種類⑩タブレット(錠剤)

タブレットには「錠剤」という意味もあるため、丸い平らなチョコレートのこともタブレットということがあります。
この形のチョコレートは、製菓用材料でよく見られます。タブレットタイプは溶かしやすいので人気です。

 

スイートキッチン楽天市場店より

 

混ぜてあるものによるチョコレートの種類

チョコレートは、中に何が入っているか、混ぜてあるかによっても名前が変わります。

チョコレートの種類⑪ボンボンショコラ

『ボンボンショコラ』というと、「中にトロっとしたお酒が入っているもの」と思われがちですが、実は違います。
ボンボンショコラは滑らかなくちどけのガナッシュ(後述)やクリーム、プラリネなどを、溶けないように少しだけ固めのチョコレートでコーティングしたものです。

 

kiki-季季-のボンボンショコラ。右は熊笹のガナッシュをコーティング。左は夏みかんのガナッシュをホワイトチョコレートでコーティング

 

このガナッシュにお酒が入っていることもありますが、入っていないものももちろんありますので、お酒が苦手な人でもボンボンショコラは楽しめます。
ボンボンショコラは高級チョコレートの中でショコラティエの表現力が光る主力商品といってもいい位置づけです。

中の滑らかなガナッシュは、シンプルにカカオの風味を楽しむものも、様々なフレーバーが加えられているものもあり、チョコレートとのマッチングが楽しめます。
外のコーティングは厚くして、しっかりした歯ごたえとチョコレートの風味を出し、中のガナッシュとのコントラストを表現したり、
逆になるべく薄くして繊細なくちどけを楽しんだり・・・と、非常に奥深いアイテムです。

チョコレートの長い歴史の中で、たくさんのショコラティエ達が腕を競ってきたフィールドでもあり、高級チョコレート=ボンボンショコラというイメージが根強いです。

チョコレートの種類⑫○○ボンボン

ボンボンショコラとよく混同されやすい、「中にトロッとお酒が入っている」のが「ウイスキーボンボン」「ワインボンボン」などのボンボン菓子です。
「ウイスキーボンボン」というと砂糖のシャリっとした殻の中にお酒が入っていて、チョコレートがコーティングされているのが一般的ですが、
実はチョココーティングの有無は関係なく、砂糖の殻の中にお酒が入っているお菓子自体をボンボン菓子と言います。

 

チョコレートの種類⑬トリュフ

ボンボンショコラとよく似ているのがトリュフ。
その語源は高級食材としても有名なキノコの『トリュフ』です。

コロンとした丸い形が似ていることから、チョコレートにもこの名前がよく付けられるんですね。
そんなわけで、『コロンとした丸いチョコレート』であればなんでも『トリュフ』と呼べてしまいます。
ガナッシュを丸めただけのもの、それをチョコレートでコーティングしたもの、ココアパウダーを振りかけたもの、など様々です。

そのため、丸い形のボンボンショコラと何が違うの?と思われる方がいるかもしれませんね。
ここでどちらの名前を付けるかは、ショコラティエのセンスです(笑)。しっかりとした区別はないと思って大丈夫です。

キノコのトリュフ Wikipediaより

 

チョコレートの種類⑭ガナッシュ

ガナッシュとは、チョコレートに生クリームなどを加えて滑らかなくちどけにしたもの。
先ほどのボンボンショコラは、このガナッシュをコーティングしたものが多いです。

このガナッシュにココアパウダーなどをかけて、そのままでも食べやすくしたのが生チョコレートになります。
よくガナッシュと生チョコレートの違いがわからない…という方が多いですが、
ガナッシュは「材料としての名前」、生チョコレートは「食べ物としての名前」と思ってもらうとわかりやすいです。
ケーキなどを作るときに、チョコレートに生クリームを加えたものを使う場合は「生チョコレート」ではなく「ガナッシュ」や「ガナッシュクリーム」という表現になります。

例えば、『チョコレートに生クリームを加えてガナッシュを作り、スポンジに挟んで・・・』というように使います。
『チョコレートに生クリームを加えて生チョコレートを作り・・・』とはなりません。

チョコレートの種類⑮生チョコレート

ガナッシュの項でも触れましたが、生チョコレートは「チョコレートに生クリームを加えたもの(ガナッシュ)をそのまま食べられるようにしたもの」です。

ちなみにこの語源は「生クリーム」+「チョコレート」→「生クリームチョコレート」が縮まって→「生チョコレート」となったと推測されます。
「生」とついていますが、火を通していないわけではありません。
とはいえ生クリームが入っている分通常のチョコレートよりも柔らかく溶けやすくなっていますので、要冷蔵のものが多いです。
お持ち歩きは気を付けましょう!

ちなみに世の中にはローチョコレートと呼ばれる火を通していないチョコレートもあります。詳しくはこちら→ローチョコレートとは?

チョコレートの種類⑯ジャンドゥーヤ

あまり耳慣れないかもしれませんが、生チョコレートのような少し柔らかめのチョコレートです。
ヘーゼルナッツなどのナッツ類を細かく粉にしたものと、チョコレートが混ぜてあり、とても香ばしいです。
ちなみにナッツ類をペーストにして砂糖と混ぜたものがマジパン、砂糖とキャラメリゼしたクリームがプラリネ。いずれもボンボンショコラの中によく入っています。

 

 

以上、覚えておいてほしい&間違えやすいチョコレートの種類の解説でした。

 

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