LES CACAOS(レ・カカオ)のパッケージがリニューアルしました
2016年にオープンした東京・五反田のショコラトリー『LES CACAOS(レ・カカオ)』
フランスの名だたるパティスリー・ショコラトリーで腕を磨き、帰国後はピエールマルコリーニで製菓長も勤めた、黒木琢麿シェフのお店です。
今回は8年間愛されてきたパッケージのリニューアルにあたって、その想いをお聞きしました。
「お店のオープンから、ありがたいことに今年で8年目に入りました。ブランドとして根付いてきた今のタイミングで、お店の雰囲気をもっと明るくしたいなと思い始めまして。より親しみやすく、手に取りやすい……そんなイメージをもとに、従来のチョコレート屋さんらしいブラウンから、ホワイトを基調としたパッケージに変更することにしました」
「箱にはナチュラルで上質感のある素材を用いて、金色の箔押しのロゴと、カカオの花をモチーフにしたシンボルマークを入れています。レカカオのお菓子の味わいをそのまま体感できるような包装になりました。ホワイトの箱に合わせて、アクセントは入れながらもシックに。従来のような宝石のような見た目の華やかさはありながらも、シンプルにすっきりとした見た目に仕上げています」
色や形までこだわったショコラは、まるでアート作品のよう。見ているだけで、ため息が出る美しさです。
パッケージもデザインもこだわりぬいた美しいショコラアソートは、記念日や特別な人へのプレゼントにもぴったり。
リニューアル後も、これまでの味を長く守り続けていくため、ショコラの製法は大きく変えていないそうです。
カカオ豆の選定から行い、焙炒も日本の工房内で。
本場フランスのエッセンスを取り入れたフレーバーも、レ・カカオのボンボンショコラならではの魅力の一つです。
「初めてカカオ豆から作ったチョコレートを食べた時に衝撃を受けたことから、カカオ豆からのショコラ作りを始めました。もちろん手間暇がかかります。ですが、出来上がりのおいしさを考えたら、やめられなくなりました(笑)ボンボンショコラに使用しているチョコレートは、ガーナ産のカカオ豆を使っています。ガーナ産のカカオ豆は、様々なフレーバーのフルーツやスパイスを引き立ててくれるところが気に入っています」
ショコラティエだけでなく、パティシエとしての経験も長い黒木シェフ。
今まで作ったケーキやお菓子の組み合わせから、ボンボンショコラのフレーバーが閃くことも多いそうです。
「例えば、『シトロンバジリック』は、バジルのソルベ、レモンのクリーム、メレンゲ、レモンのムースを組み合わせた夏向きのデザートから着想しました。ボンボンショコラは、足し算というより引き算の考え方で作っています。基本的には一口で食べ終えるものなので、その一口で感じられる印象を大切にしています。チョコレートの美味しさ、フレーバーの組み合わせ、どちらも存分に楽しんでいただけたら嬉しいです」
ショコラナビでは、パッケージをリニューアルしたボンボンショコラをはじめ、自家製チョコレートを使用したロールケーキや焼き菓子の詰め合わせなども扱っています。
シンプルでかつ上質――厳選された素材と卓越した技術から生み出される、コク深い味わいと芳醇な香り。
長年フランスで経験を積んだ黒木シェフの感性が光る味わいをお楽しみください。