チョコレートの豆知識

世界のチョコレートコンテスト『ICA』とは?受賞チョコレートを完全網羅!

「チョコレートブランドっていっぱいあるけど、どれが本当に美味しいの? 選べない!!」

そんな風にお困りのあなたへ。今回ご紹介するのは、「ICA」を受賞したチョコレートのブランドです

「ICA」とは全世界で行われているチョコレートのコンクールです。
世界中から集められた数百ものチョコレートの中から、特に優れたものを表彰しています。
「ICA」で賞を受賞したチョコレートは、世界に認められたチョコレートといってもいいでしょう。

そんなICA、どのようなに選考されているのか、どんなチョコレートが受賞しているのか、どこで買えるのか、気になる情報をまとめました!

※この記事は2018年に執筆したものです。2019年の最新情報はもうしばらくお待ちください。

目次

ICAとは?

 

ICAは『International Chocolate Award』の略です。
2012年に設立された、全世界を横断して優れたチョコレートに与えられる賞です。

ICAの目的は、
『高品質なチョコレートを評価することで、そのようなチョコレートを提供するメーカーや、カカオ農家を支援すること』

徹底された公平性のある審査により、ブランドイメージや広告に惑わされることなく、
本当に優れたチョコレートを選考し世に広める活動をしています。

この審査はチョコレートの味だけでなく、レシピや、テクニックなども評価の項目に入っており、
さまざまな観点で「高品質」と認められたチョコレートが受賞する仕組みとなっています。

さらに、カカオ農家とのフェアトレードや支援も評価のポイントとなり、
最近話題のBean to barのカテゴリも取り入れるなど、世の中の流れにそった賞とも言えます。

ICAの選考システム

地域部門とワールドファイナル

ICAには大きく分けてふたつのラウンドがあります。

ひとつめのラウンドは、各エリアごとに開催される審査です。
エントリー数に応じて「イタリア&地中海部門」「スカンジナビア部門」などの地域に分かれて開催されます。
日本は「アジアパシフィック部門」に属しています。
全国大会の地方予選のようなイメージですが、この地方予選だけでもたくさんのチョコレートが競いあっているので、
ここで賞を受賞するだけでも十分すごいことだと言えるでしょう。

ふたつめのラウンドは、「ワールドファイナル」です。
ひとつめのエリアごとの審査の中で、優秀だと認められたチョコレートだけが参加できる、いわば決勝戦です。
全世界から集められたチョコレートが競い合う世界最大級のコンテストと言えるでしょう。

チョコレートのカテゴリ

ICAでは様々な種類のチョコレートを非常に細かいカテゴリに分け、カテゴリごとに審査が行われます。

カテゴリは大きく分けると4種類、「プレーンバー」「フレーバーバー」「ボンボンショコラ」「スプレッド」に大別できますが、
さらにそれぞれのカテゴリについて、細かく分類がされています。
例えば「フレーバーバー」の中には「ダーク」「ミルク」「ホワイト」があり、
さらにそれぞれに「フレーバーのつけられているもの」「固形物が入っているもの」「フィリングが入っているもの」の分類がある…といった具合です。

このように『どんな種類のチョコレートか』を細かく決めることで、公平なジャッジが可能なんですね。

2018年現在は全部で62カテゴリありました。
このカテゴリそれぞれで金賞(最大1商品)、銀賞(最大5商品)、銅賞(多数)が決められるので、金賞と銀賞だけでも最大で372商品の受賞が可能ということになります。
(実際は、賞に値するチョコレートがないこともあり、受賞できるチョコレートの数はもっと少なくなっています)

とはいえ開かれた大会であるゆえに、エントリー数は年々増加しており、競争は激しくなっています。

2017年のアジア・アメリカ大会では1000以上のエントリーがあったため、アジアとアメリカで大会を分けて開催されることになったそうです。
受賞が狭き門であることは間違いありません。

 

ICA受賞チョコレートの魅力

 

そんな難関を勝ち残ったチョコレート、美味しいことは疑いようもありませんが、どんなチョコレートなのでしょうか?

ここではよく話題に上るフランスの最高峰の職人に与えられる称号「Meilleurs Ouvriers de France」(MOF)と比較して、ICA受賞チョコレートのおすすめポイントを解説します。

 

 

もっとも大きな違いは、MOFは職人に対して与えられますが、ICAはチョコレートに対して与えられるということです。

また、チョコレートの特徴を比較するならば、
『ICAは国際的な観点からみて優れている』
『MOFはフランス文化、という観点からみて優れている
と考えていいでしょう。

 

そのため、ICA受賞チョコレートのブランドはこんな方にお勧めできます。

・美味しいチョコレートが食べたい

・新しいものが好き

・世界的に評価されているものが食べたい

・個性的なフレーバー、新鮮なフレーバーも試してみたい

・ カカオの生産者やショコラティエの持つこだわりに興味がある。

 

一方、こんな方にはMOF受章ショコラティエのブランドがおすすめ。

・美味しいチョコレートが食べたい

・フランスやフランスのお菓子が好き

・お洒落なお菓子が好き

・伝統的なフレーバーの、クオリティの高さを楽しみたい

・同じブランドのチョコレート以外のお菓子にも興味がある

 

貴方のお好みはどちらでしょうか?

 

MOFショコラティエのチョコレートが気になる方はこちらのページで詳しく解説しています!ぜひご覧ください。

2017年開催ワールドファイナル受賞チョコレート&ブランドを紹介

 

いよいよ気になる受賞ブランドをご紹介!

アジア部門受賞のチョコレートも十分すごいのですが、さらに評価が高いワールドファイナルでの結果を見てみましょう。

全世界に認められたチョコレートの中から、日本で買えるブランドをご紹介します!

 

その前に・・・今回の2017年ICAワールドファイナル、特別賞を除くと全部で233のチョコレートが、金賞・銀賞・銅賞のいずれかを獲得しています。実はこの中で一番受賞が多いのは40件を獲得した日本でした!

 

 

日本すごいですね。
実はこのうちの24件は『エスコヤマ』というブランドが受賞しています。
日本を牽引するショコラティエといってもいいようですね。

 

世界最多!驚きの24商品受賞!独特のフレーバーが気になる『エスコヤマ』

 

『エスコヤマ』はパティシエ、小山進氏が牽引するブランド。

小山氏は多数のブランドのプロデュースやコンサルティングを手掛けつつ、テレビチャンピオンや情熱大陸などメディアでも積極的に活動する有名パティシエです。

兵庫県三田市の「エスコヤマエリア」では、チョコレート、ケーキ、カフェなど、様々なお菓子を提供する専門店がなんと4店舗も集結。ちょっとしたお出かけスポットになっています。

そんな小山氏のチョコレート、ICAの受賞常連チョコレートで、今年は実に24商品がワールドファイナルで受賞しています。この数は世界最多!!まさに日本の誇りと言えるショコラティエなんですね。

こちらが小山氏が受賞したチョコレートの一覧です。

 

チョコレートバー部門(ミルク・インクルージョン入り)
金賞 奈良漬
銅賞 キムチ×チャンチャマイヨ 48%
銅賞 トゥマコミルク&温州みかん&カカオニブ

チョコレートバー部門(ミルク・フィリング入り)
金賞 チャンチャマイヨ48%&赤紫蘇入ヘーゼルナッツプラリネ
銀賞 吉野川海苔&柚子入りアーモンドプラリネ
銀賞 苺&ライム入りヘーゼルナッツプラリネ

チョコレートバー部門(ホワイト・フレーバー付き)
銀賞 抹茶&京都日野菜漬け
銅賞 大徳寺納豆&あずき&丹波黒

チョコレートガナッシュ&トリュフ部門(ダーク)
銀賞 エリザベス71%(コロンビアアラウカ)

チョコレートガナッシュ&トリュフ部門(ダーク・フレーバー付き)
銅賞 焦がし醤油&ペドロ・ヒメネス(シェリー酒)

チョコレートガナッシュ&トリュフ部門(ミルク)
金賞 紀州南高梅&桜の葉
銀賞 菊(ドミニカ48%)
銀賞 完熟赤山椒(ペルーチャンチャマイヨ48%)
銀賞 コブミカン葉(ペルーチャンチャマイヨ48%)
銀賞 ラズベリー&ラズベリーリーフ
銀賞 酒柚子&酒粕
銀賞 燻製醤油(マダガスカル51%)
銅賞 アブサン&マンゴーパッションフルーツ(ペルーチャンチャマイヨ48%)
銅賞 苺&ふきのとう(ニカラグア)
銅賞 トリプルトゥマコ(コロンビア)

ガナッシュ&トリュフ部門(ダーク・ミルク・ホワイトを混ぜたもの)
銀賞 黒文字枝葉
銅賞 オリーブリーフ&オイル

チョコレートプラリネ部門(ミルク)
金賞 アーモンドプラリネ生姜醤油漬け
銅賞 柚子唐辛子入りアーモンドプラリネ

 

一見してわかるように、奈良漬けや燻製醤油など、驚きのフレーバーが多数!

食べ馴れない私たちにとっては「本当に美味しいの?」と思ってしまうかもしれませんね。

しかし、実は最近日本の食材、しかも発酵商品がチョコレート界ではフレーバーとして注目されています。

フランスのブランドでも味噌や納豆、醤油などをチョコレートに取り入れてる動きが出てきており、フレーバーとしての地位が生まれつつあるのです。

その美味しさもこうして世界で認められているところ。食わず嫌いせずにぜひ試していただきたいですね。

もちろんエスコヤマでは普通のフレーバーも用意されています。オンラインショップが非常に充実していますので、誰でも手に取れるところも嬉しいですね。

 

選びやすさが嬉しい♡こだわりのBean to barブランド『ミニマル』

 

続いては2商品が受賞した『ミニマル』

ミニマルは東京にお店を構えるBean to bar専門店。Bean to barって何?という方はこちら

ICAでは1種類のみのカカオ豆を使用した「オリジン」という部門があり、ミニマルは金賞と銀賞を受賞。

いかにいいカカオ豆を調達するかが重要なBean to barブランドとして、素晴らしい成果といえますね。

チョコレートバー部門(ダーク・ザクザク食感・ミルク、香料等不使用)
金賞 フルーティーベリーライク(コロンビア65%)
銀賞 フルーティーシトリック(ボリビア67%)

Bean to Bar は商品の名前にカカオ豆の産地とパーセンテージをそのまま表記していることが多いのですが

ミニマルのチョコレートは「フルーティー」「ナッティー」「セイバリー」と、味の想像がつきやすい名前でお好みのものが買いやすいのがポイントです。

Bean to Barを試してみたいという人には特におすすめのブランド。購入はこちらオンラインショップから。

カカオ関連製品の多彩なラインナップも魅力『パレドオール』

 

もう一か所、オリジンカカオで賞を受賞したのが『パレドオール』

こちらはBean to Bar だけでなく多彩なチョコレートやカカオ関連製品を扱うショコラティエ。

シェフの三枝俊介氏はNHKプロフェッショナル 仕事の流儀にも出演され、こだわりのチョコレートづくりをされています。

ボンボンショコラをはじめ、ソフトクリームやなんと水ようかんまで、カカオの様々な楽しみ方が発見できるブランドでおすすめです。

こちらのページでも詳しくご紹介していますのでぜひどうぞ!

 

チョコレートバー部門(ダークミルク・オリジンカカオ使用)
銀賞 アルチザンタブレットビターミルク(51%マダガスカル)

オンラインショップはこちらから。

 

まるでチョコレートのミュージアム!『ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ』

 

『ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ』は1999年にチョコレート専門店としてオープン。

「神様の食べ物」という意味のカカオの学名『テオブロマ』を関したお店が目指すのは『チョコレートのミュージアム』

ボンボン、タブレット、トリュフ、カフェではショコラショー・カレー(!)等の多彩な品ぞろえは業界内随一といってもいいでしょう。

さらにテオブロマでは国内では手に入りづらい海外のバーチョコレートも輸入販売。その中にはICA受賞チョコレートも多数取り揃えています!

オンラインショップで海外のチョコレートが手に入るのも嬉しいですが、ここはぜひ来店を。たくさんのチョコレートは本当に博物館のように、見るだけでも楽しめます。

 

ガナッシュ&トリュフ部門(ダーク・フレーバー入り)
銀賞 紫蘇わさび

 

 

新潟初!Bean to bar を扱うケーキ屋さん「スイーツエスカリエ」

 

「スイーツエスカリエ」は新潟市東区に位置するケーキ屋さん。シェフの方は調理学校の先生もされているそう。

あまり詳しい情報が出てこないのですが(汗)、新潟では初めてBean to bar を扱い始めたお店だそうです。

通販はないようなので、お近くにお住まいの方はぜひ!チェックしてみてください。

 

チョコレートバー部門(ダーク・インクルージョン入り)
銅賞 マダガスカル山椒

 

あの有名な白い恋人のメーカー!『石屋製菓』受賞で新ブランド発足

 

誰が知っている北海道土産「白い恋人」。そのメーカーである『石屋製菓』も銀賞を受賞!

他にもアジア部門での受賞チョコレートとともに、2018年1月12日新ブランド『恋するチョコレート』が発足。

白い恋人のあの美味しいホワイトチョコレートをベースにした、シンプル&ナチュラルな5種類のチョコレートをラインナップ。

ホワイトチョコレート好きには見逃せませんね!

オンラインショップでも購入できますし、新しい北海道土産としても期待できますね。

 

チョコレートバー部門(ミルク・インクルージョン入り)
銀賞 とうきび

 

製菓用チョコレートメーカーも受賞!『大東カカオ』

 

『大東カカオ』が扱うのは、普段私たちが口にするチョコレートではなく、製菓用チョコレート。

こちらの製品を私たちが直接買うことはありませんが、こういった美味しいチョコレートが使われたお菓子が世の中に増えていくのは嬉しいですね。

 

チョコレートバー部門(ホワイト)
銅賞 ローシュガーホワイト

 

これぞ最強のコスパ。誰もが知っている『明治 ザ・チョコレート』も受賞!

 

最後にご紹介するのはあの、「明治 ザ・チョコレート」

コンビニやスーパーなどで簡単に手にできる美味しいチョコレートとして、もはや有名になったチョコレートですね。

これまでご紹介したBean to barは1枚1000円以上はしてしまうところ、こちら税込み237円。

美味しいさと安さを両立する、大企業明治の実力が発揮される結果となりました。

 

チョコレートバー部門(ダークミルク)
銅賞 ビビットミルク

海外の受賞チョコレートを買うには?

 

以上、ワールドファイナルで見事受賞を果たした日本ブランドをご紹介しました。

ここで、気になるのは「海外ブランドの受賞チョコレートは日本で買えないの?」というところですね。

タブレットショコラであればチョコレートの輸入販売を行うWEBサイトで購入ができるものもいくつか。

こちらにICA受賞チョコレートを扱う通販サイトを集めました!ICA受賞チョコレートはAmazonや楽天では扱われていないものがほとんど。ありがたいサイト様です!

ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ運営『カカオストア』

先ほど受賞ブランドとしてご紹介した『ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ』が運営する『カカオストア』

オンラインショップはこちらですが、代々木公園の店舗や、渋谷にあるテオブロマの本店ではより多彩なラインナップが楽しめます。

いずれもカフェが併設されているので遊びに行くにはぴったりのお店です。

チョコレートソムリエ・さつたにかなこ様運営『トモエ・サヴール』

こちらは世界を股にかけて活動するチョコレートソムリエ『さつたにかなこ』様が運営するオンラインショップ。

さつたにかなこ様はチョコレートの輸入販売、イベントコンサルティング、執筆など幅広い活動を行われている方。

美味しいチョコレートを探して世界中を飛び回る方で、ICAの審査員も務められています。

『トモエ・サヴール』では非常に豊富な商品がラインナップされており、チョコレートだけでなくカカオニブやカカオシロップなどのカカオ関連製品も充実。わくわくするカカオワールドが広がっています。アクセスはこちら

ツイッターで大人気!チョコレートくん様運営『ショコラ・ドゥ・シマ』

『チョコレートくん』様は、なんとブロガーという異色の経歴を持つ方。

コンビニのお菓子から高級チョコレートまで美味しいチョコレートをツイッターでなんと毎日発信されており、フォロワー数がなんと7万人超え。

若い女性から絶大な人気を得られている方です。

そんなチョコレートくん様が立ち上げられた『ショコラ・ドゥ・シマ』ではご自身で作られるチョコレートの他に輸入チョコレートの販売も!

オンラインショップはこちらです。

チョコレートくん様をもっと知りたい方はこちら

200種以上の試食ができる!神戸のBean to Barセレクトショップ『カカオもの』

 

最後にご紹介するのはBean to Barセレクトショップ『カカオもの』

神戸国際会館地下のこちらのショップでは、なんと200種類以上のタブレットを取り揃え。

「好みに合うものを見つけてほしい」というオーナーさんの気持ちのもと、6種類200円の有料試食ができます!

詳しくはこちらのページをどうぞ。

 

最後に・・・チョコレートを美味しく食べるために!

 

さて、せっかく買った最高級のチョコレート。美味しく食べるためにはそれなりのコツが必要です。

ご存知の通りチョコレートは暑さで溶けやすく、しかし冷たすぎても固くなってしまうもの。

美味しいものを、美味しいままいただくために、チョコレートの食べ方を押させておきましょう。

詳しくはこちらのページで解説しています。ぜひご覧くださいませ。

 

フランス文化の粋の詰まったチョコレート、どうぞじっくりとお楽しみください♡

 

以上、ICA受賞チョコレートのご紹介と、ゲットする方法でした。

お気に入りのチョコレートを見つけて素敵なチョコレートライフをお楽しみください!

 

参考:https://www.internationalchocolateawards.com/

 

 

 

 

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