誰もが知っている洋菓子、チョコレート。ですが最近、「和風」のチョコレートが注目され始めています。
海外のブランドでも、抹茶や柚子、しょうがなど、「和」のフレーバーを取り入れるお店が増えてきており、斬新なフレーバーが大人気。
日本人にとっては馴染みのある、品を感じるフレーバーなのに新しさもあるチョコレートは、目上の方へのプレゼントや、一味違ったバレンタインにピッタリです。
そこで、今回は数あるブランドの中から、和のチョコレートのブランドを厳選。嬉しいご予算順でご紹介します。
和風チョコ①季節を呼ぶ柔らかな風合いのチョコレート『セゾン・ド・セツコ』
ご贈答用チョコレートの老舗、メリーチョコレートが提案する和スイーツ『セゾン・ド・セツコ』
四季を呼ぶ【節呼】から名付けられたブランドは、日本の四季のすばらしさを閉じ込めたショコラを用意しています。
苺や抹茶などの和素材にこだわった『ショコラの調べ』シリーズは、落ち着いた雰囲気で品のあるチョコレートの詰め合わせです。ひと箱に春夏秋冬をイメージしたフレーバーが入っており、日本の四季の豊かさを楽しめます。9個入り1,000円(税抜)からのお詰め合わせ。
一方『季節のショコラ』シリーズは花や鳥などのモチーフが和生菓子のように繊細に繊細に描かれたチョコレート。パッションフルーツやシャンパンなどの洋素材も積極的に取り入れ、さまざまなバリエーションが楽しめます。こちらは1個300円(税抜)、2個入りからギフトボックスが用意されています。
残念ながら通販では購入できませんが、全国12の百貨店で販売。お値段も肩肘張らず、手の届きやすいブランドです。
公式サイトへは
こちら。
和風チョコ②和洋の新しいコラボレーション。『ベルアメール京都別邸』
こちらは「パレショコラ」が有名な日本のチョコレートブランド『ベルアメール』の姉妹ブランド『ベルアメール 京都別邸』。
京都三条に構えるアトリエから発信される、ひとつひとつ手作りのチョコレートには、いずれも和のエッセンスが込められています。
『瑞穂のしずく』シリーズは、枡の形をしたチョコレートに、日本酒、日本茶、国産フルーツのジュレを閉じ込めたシリーズ。とろりとしたジュレがチョコレートとともに絡みあい、香りを味わいが広がっていく瑞々しいチョコレート。5個入り1400円(税抜)から
『ショコラ雅』は2017年から販売の新シリーズ。「和素材と洋素材の組み合わせ」で新しい味わいを提供したチョコレートです。「ほうじ茶とピスタチオ」「生姜とアーモンド」「日本酒とアールグレイ」など、一見意外な組み合わせがマリアージュ。新しい美味しさを発見できます。4個入り1,150円((税抜)から
通販でも購入できますが、町屋をリノベーションした三条店にはカフェも併設。流れる空気を楽しむためにもぜひ訪れてみて。
公式サイトは
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和風チョコ③日本の文化を誇るショコラティエ『ショコラティエ川路』
公式Webサイトより。
浅草にブティックを構える『ショコラティエ川路』。こちらはフランスで修行をされた女性ショコラティエのお店です。
修業時代に感じた、日本人独特の「おもてなしの心」「ものを大事にするこころ」「一流を追求する姿勢」「手先の器用さ」への評価の高さ。それらの誇りを胸に、世界に日本の文化のすばらしさを発信しています。
チョコレートのフレーバーは、ごまかしの効かないスタンダードなフレーバーから、柚子やほうじ茶など和素材を取り入れたものまで豊かなバリエーション。なんと柚子味噌なんていうフレーバーまで。
チョコレートのデザインにもこだわり、伝統的な日本の文様や和柄の美しさを伝えています。
おすすめは北斎チョコレートセット4個入り1500円(税抜)。日本人なら誰もが知っている葛飾北斎の浮世絵や美人画から取り入れたプリントが斬新。海外の人にも喜ばれること間違いなしです。
浅草の店舗ではバリエーション豊かなチョコレートが楽しめますが、通販でも購入できます。ご自宅用に嬉しい定期コースは必見です。
公式サイトは
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和風チョコ④粋な大人のチョコレート。日本の四季をお持ち帰り。『kiki ~季季~』
公式Webサイトより
こちらは結婚式場として名高い『八芳園』がプロデュースするブランド。
もともとは結婚式の引菓子や、イベント参加のお土産にとお渡ししていたチョコレートに、「このチョコレートが買えるお店はないのでしょうか?」というお声からお店が生まれました。
用意されているチョコレートは、その全てが和のフレーバー。馴染みのある『桜』『抹茶』の他、『紫蘇』『竹炭』など新鮮なものまでラインナップされています。
産地の農家を訪ねて作るこだわりのチョコレートからは、日本の四季の豊かさをそのままに楽しめます。
3個入り1200円から。楽天、通販でも購入できます。
もっと詳しくは
ライター訪問レポートをどうぞ。
公式ホームページは
こちらから。
和風チョコ⑤唯一無二の新感覚に感動。忘れられないチョコレート『牟尼庵』
最後にご紹介するのは『牟尼庵』(むにあん)。『アトリエ・ドゥ・ムニアン』と『カカオ亭』二つのブランドを持つ工房です。
これまでご紹介してきたブランドはボンボンチョコレートが中心でしたが、牟尼庵の看板商品なのは『牟尼庵トリュフ』と『カカオキュート』のふたつ。
どちらもも他のブランドでは決して口にすることができない新感覚のチョコレートです。
一般的なトリュフは少し固めのコーティングチョコレートの中に滑らかなガナッシュが入っていますが、『牟尼庵トリュフ』は全く違います。
『牟尼庵トリュフ』は、4cmほどのかなり大振りなトリュフ。まるで赤ちゃんのほっぺたのようにやさしく、「ふわっ」「むにっ」とした絶妙な柔らかさをしています。
ふわふわに泡立てられたムースのような、しかもムースよりも柔らかなトリュフは、口に入れた瞬間ふわっと溶け、信じられないほど濃密なフレーバーが口内と鼻腔を満たしていきます。
フレーバーはバニラやジン、抹茶や白梅など、いずれも香り高く芳醇。圧倒される香りと新感覚の食感は一度食べたら忘れられないトリュフです。
一方『カカオキュート』はマシュマロとチョコレートを溶かし合わせた、「もちっ」とした新食感のチョコレート。
まるで生チョコレートのように見えますが、口に入れるとその新しさに驚くはず。ソフトな弾力がありながらくちどけよく、計算されつくした速度で甘さと香りが溶けだしていきます。
普通のマシュマロのような固さが残る感じは一切なく、すっと溶け切ったあとにはカカオの余韻が上品に残ります。
こちらのフレーバーはシンプルにミルク・ホワイト・ブラックと、お茶のフレーバーが三種類。トリュフと同じく印象にのこる新感覚なチョコレートです。
どちらも「食感」を自在に操る卓越した技術を感じるチョコレート。お値段は張りますが、後悔のない逸品です。
牟尼庵トリュフは4個入り3000円(税抜)、カカオキュートは3個入1800円(税抜)。いずれも通販ではクール便、要冷蔵なので取り扱いには手間がありますが、その価値がある逸品です。
公式サイトは
こちら。
以上、和風のチョコレートブランドのご紹介でした。