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幸福のチョコレート2022 新作からおすすめチョコをピックアップ!

通販会社のフェリシモが手掛ける「幸福のチョコレート」は、毎年冬になると大人気のチョコお取り寄せサービスです。チョコレートバイヤー歴25年を迎えるみりさんが世界中から選りすぐったご当地クラフトチョコレートはレアなものばかり。毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では「幸福のチョコレート2022」の予約販売に先駆けて販売された試食セット「青箱」を実際に食べてみた感想を、チョコレートおたくのカデカワが詳しくお伝えします。皆さんの大切なチョコ選びの参考になりますように。

新作がズラリ!青箱の試食セット

今回ご紹介するのは、2022年の新作のみを集めた青箱のセットです。ブランドとチョコレートのお味をひとつずつ紹介していきます。

可愛いイラスト付きの紙が入っていました

青箱の中身

 

【ドイツ】コンフィズリー ルス「シュトライヒプラリネ」

今年初紹介のブランド、ドイツ西部ポーフムの街にある「コンフィズリー ルス」からは大粒のチョコレートが紹介されました。ただの大きいボンボンショコラと思ったら大間違い、中にはチョコレートスプレッドがたっぷり入ったミルクチョコなんですよ! トーストやパンケーキに「乗せて、割って、塗って」食べて欲しいとのこと。う〜ん、斬新です。

ルスのショコラティエさんは、市販のチョコレートスプレッド「ヌテラ」が愛されているのを感じ、美味しい高級版ヌテラを作ろう! と思ったんだとか。発想から形までユニークなチョコレートです。しっかりした甘さがありつつ、ナッツの味わいから高級感を感じられる仕上がりのジャンドゥーヤスプレッドはとても滑らか。そのまま食べてもおいしく頂けますが、中身をパンなどに塗って食べるのがおすすめです。

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【マルタ】チョコレートディストリクト 「プラリネアソート」から「塩バターキャラメル」

「マルタ」と聞いてピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんね。マルタ共和国は、地中海に浮かぶマルタ島を中心とした島々からなる小さな国で、観光地としても栄えています。そのマルタ島の都市ヴァレッタにあるカフェ兼ショコラトリー、チョコレートディストリクトが、今年初紹介されました。
こちらの「塩バターキャラメル」はマルタ島のシーソルトを強めに効かせてコントラストで甘さを引き立てています。全体としてはビターな仕上がり。キャラメルは好きだけど甘いのは苦手、という人に食べていただきたい一品です。

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【フィンランド】アンナ スクラーテヘダス「ヘーゼルナッツ 塩キャラメルバタークランチ」

こちらは人気ブランドの新作チョコです。シーソルトとローストしたヘーゼルナッツをバタークランチに混ぜてジャンドゥーヤチョコレートでカバーした一品。「塩キャラメル」という点では先ほど紹介したチョコレートディストリクトと共通していますが、こちらはしっかり甘さのあるミルクチョコでコーティングされています。バターとほろ苦のキャラメルにお塩の組み合わせは美味しくないわけがない! 甘めのおやつチョコを求めている方に。

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【南アフリカ】ジャックラビット「ブラックタブレット」

クールな見た目のこちらのチョコレートは、南アフリカ共和国のショコラトリー、ジャックラビットのもの。昨年初紹介されたブランドで、今年はこの「ブラックタブレット」が新作となりました。

こちらのチョコレートは、製菓用チョコレートといえばここ、という程有名なフランスのチョコレート会社「ヴァローナ」のアフリカ限定クーベルチュール(一定の国際規格をクリアしている製菓用チョコレートのこと)で作られています。カカオ豆はトーゴ共和国産カカオのみを使用、カカオ分は64%で落ち着いた味わい。練り込まれたダークチェリーがアクセントです。

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【マレーシア】チョコレートコンシェルジュ「ツリートゥーバーボンボン」より「バナナコーヒー」

今年初紹介となるマレーシアのチョコレートコンシェルジュさん。凄いのは、ショコラティエがカカオを育てるところから見ているということ。「ビーントゥバー(豆から板チョコまで)」どころか「ツリートゥバー(木から板チョコまで)」の実践者なんです。これを聞いただけで、チョコおたくの私はもう大興奮。リンク先のみりさんのレポートをぜひ読んでいただきたいのですが、畑の管理状況も素晴らしいのです。

そんなチョコレートコンシェルジュさんからは、契約農家で取れたカカオから作ったチョコレートと、マレーシアの素材を合わせたボンボンショコラのアソートの紹介。こちらの「バナナコーヒー」はコーヒーの香りや深い味わいに、バナナのコクが見事にマッチした一品。その姿勢と美味しさに撃ち抜かれ、カデカワの自分買いチョコとなりました。

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【ベトナム】サヴァール「アソート」より「パッションフルーツ」

バルセロナ出身のスペイン人ショコラティエが移り住んだベトナムで作るのは、大好きなベトナムの素材を生かしたボンボンショコラ。こちらはホワイトチョコレートにしっかりと酸味を効かせたパッションフルーツの味わいが個性的な一粒。味だけでなく、パッケージにもベトナム愛を感じることができます(こちらのアソートは木箱入り!)。

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【フランス】メゾンギャンゲ「クッキネット」

フランス西部にあるメゾンギャンゲは、広大な畑を持ち、ヘーゼルナッツ農家でもあるショコラトリー。自家農園で採れたヘーゼルナッツをこれでもか! と隙間なくまぶしたチョコレートは、育てたナッツへの自信が表れているよう。中身もヘーゼルナッツプラリネとナッツ尽くしのチョコレートです。もちろん美味しい!

こちらはWEB限定商品なので、パンフレットのみをチェックしていた方には気づかれなかい商品かも!

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【オーストラリア】コールリバーファーム「ラベンダーチョコ」

オーストラリア大陸の南に位置するタスマニア島。広大な畑にぽつんと建ったモダンな建物が、コールリバーファームです。こちらのショコラトリーからは、ラベンダー・砂糖漬けのヴァイオレット(スミレ)とローズが香る華やかなチョコレートが紹介されました。お花はどれも自社で育てたものだそう。口に入れた瞬間からブワッと広がるお花の香りが特徴的です。ビターチョコにはしっかりと苦味があり、そこに砂糖漬けのお花で甘味を出してバランスを取っています。お花の香りが好きな方におすすめ。

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【オーストラリア】レシオ クッキー&クリームチョコ

同じくオーストラリアから、都市メルボルンのショコラティエ、レシオの紹介です。ショコラティエールを務めるのは、元動物学者の女性。動植物を含めた環境への配慮を大事にし、チョコレートを作る際のエネルギーまでをもエコフレンドリーになるように考えているのだそう。その環境配慮への姿勢、トレーサビリティは、世界中を探しても類を見ないレベルではないでしょうか。
ショートブレットに自家製ホワイトチョコをコーティングした「クッキー&クリームチョコ」は、想像以上に柔らかく軽やかで、ほろっとした食感。柔らかくミルキーな味わいです。

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次回は、定番の人気商品の詰め合わせ、赤箱セットをいただいた感想をお届けします。
▶︎幸福のチョコレート2022 定番人気商品からおすすめをピックアップ!

この記事のライター:
ライター:カデカワ
チョコレートおたくのフリーライター。クラフトから大手まで幅広く食べてます。チョコとカカオの魅力を世に伝えるため活動中!
twitter:@mizuki1010uk

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