アマゾンカカオのタブレットです。
このカカオは、南米ペルーのアマゾンのカカオ農家さん達が無農薬で丁寧に育てているものです。
アマゾンの現地で、貧困をはじめとした様々な現実を目の当たりにした料理人の太田哲雄さんが、「何かできるんじゃないか」と考えてこのカカオを日本へ輸入されています。
農家に生まれ育ったシェフ上垣も、日々の生活の中から、農家が直面する苦悩も喜びも子どもの頃から、生活の一部として感じてきましたので、先述の太田さんの考えにも強く共感しました。
このカカオを使うことは、ただ美味しいだけでなく私たちがこの先もチョコレートをいただける未来に繋がる、そして、遠く離れたアマゾンの農家さん達と繋がってゆく…そんな願いも込めて、今回このカカオを使わせてもらうことにしました。

自然のパワーに溢れたこの力強い味わい、風味を生かしたショコラに仕上げたいと構想段階から考えており、自然豊かなアマゾンの多様性、神秘的、強さなどをキーワードに僕なりのアマゾンカカオの表現として、食感や味わいの変化を楽しめるものに仕上げました。

カラメルを砕いて、味わいの奥行きと食感を加え、さらに、カカオニブを食感のアクセントとして。
滑らかなショコラの部分と心地よい食感の部分が出来て、口溶けの変化や香りの余韻を楽しんでいただけます。

ひと口ごとにいろんな表情を見せる…アマゾンカカオの多面的な魅力を感じていただけるようなタブレットに仕上げ ることができました。